夫婦の価値基準の違い 合わせるって難しい?!

おこたんちへ ようこそ

それぞれに価値観を持って生きてきた2人が、結婚して夫婦になります。
さぁ、結婚したから、愛し合っているから、分かり合っているから、言葉に出さなくても何もかも上手くいく。
そんな風に思ったことはありませんか?
なのに・・・
なぜか・・・
なにか違う?!
そんなご夫婦のお話。

娘のあせもが心配

B子ちゃんのお話を。
B子ちゃんには、1歳になる女の子B美ちゃんがいました。
色の白いクリクリお目目の可愛い子です。

暑くなるとともに、B美ちゃんが自分の頭をボリボリ。
腕をボリボリ。
会うたびに酷くなっているようなので、よくよく見るとあせもがひどい。
聴いてみると

B「お昼寝をして起きてくると、汗だくで・・・。」
「寝てる時って、確かに汗かくよね。
ちょっとかわいそうだから、皮膚科で診てもらったら?」
B「そうですよね。ちょっと行ってみます」

その数日後、やっぱりB美ちゃんは、ボリボリ。

「病院行ってみたの?」
B「行って、薬も塗ってるんですけど、全然良くならないんですよね」
「そうなんだ。
かわいそうに。心配だね」
B「何か、いつもかゆいみたいで・・・ぐずるんですよね」
「お薬が合っていないとか?
病院が合ってないとか?」
B「この辺りで、一番人気の皮膚科なんですけどね・・・」
「出来るだけ水浴びさせてあげたらどうかな。
ちょっとはスッキリするかもね」

そんなやり取りをしていたのです。

娘のあせもの原因

ある時、B子ちゃんが

B「うちリビングにしかエアコン無かったので、
和室にもう1台つけるんですー」
「そうなんだ!!よかったね」
B「これでB美のお昼寝の時も涼しくなります」
「えっ?!
今までお昼寝の時は、どうしてたの?」
B「和室で寝かしてましたよ」
「えっ!? エアコン無かったんでしょ?
襖を開けてたってこと?」
B「いえ。
旦那のご飯を寝てる間に用意しないといけないので。
起きられると困るので、
音が聞こえないように締め切ってます」

ちょっと言葉に詰まりました。
B子ちゃんは、気のよくつく優しいママなんです。

「この暑さの中、
締め切った和室(しかも南向き)で寝たら、
汗もかくし、あせももできるよ」
B「やっぱりそうですよね。
だから可哀想でエアコンをつけることにしたんです。
良かった」
「旦那さんのご飯を用意するって、
今のB子ちゃんとB美ちゃんの状況で、そんなに大切なの?
お弁当とか外食って選択もありじゃないの?!」
B「でも、旦那は絶対、家でご飯食べるんです」
「旦那様って、自分の娘が暑い部屋で、
あせも作りながら、ろくに眠れていなくても、
自分のご飯がいるの?
そんになこと無いよね。
あせもの事知ってるんだよね?」
B「そんなこと無いと思います。でも・・・」
「ん?」

本当の心の中は

しばらくすると泣きながら話してくれました。

B子ちゃんの思いは・・・
自分は今、仕事をしていない。
旦那に食べさせてもらっている存在だ。
旦那の機嫌を悪くするとお金をもらえなくなる。
・・・だから、最優先はお金をくれる旦那の機嫌。
・・・エアコンも思いっきり訴えて買ってもらえた。
だから・・・
我が子があせもだらけで、
昼寝だけでなく夜もよく眠れていないのは、わかっていても、
旦那のご飯作りを最優先にした。

働いていない自分は、とても肩身が狭い。

子育ては、いのちを育んでいる ということ

もう、私も泣けてきました。
専業主婦って、そんなに肩身の狭い思いをしなくちゃいけないの?!
子育てって、ただ子どもと遊んでるとでも?!

いのちです。
大切ないのちを守り育んでいるんです。
こんな尊いことしてるって知ってるの?!

やがて成長して社会の一員として貢献していくんです。
いのちの成長に携わる一番大切なお仕事をしているB子ちゃんは、
そんなに自己否定、自己卑下をしながら毎日を過ごさないといけないの?!
自分が愛して結婚したお嫁さんに対して、こんな可哀想な気持ちにさせてるって想像もしていないのかしら?
今のお若いご夫婦は、共働きが当たり前で、私のような感覚、考えはもう違うのかしら?
お嫁さんとお母さんは一緒の存在だとでも思っているのかしら?
私の頭の中が、ぐるぐる渦巻き状態です。

あなたの人を評価する基準は どこ?

もし、人を評価をするとしたら、あなたはどんな価値を基準に評価しますか?

人柄がいい。
頭がいい。
容姿がいい。
稼ぎがいい。
色々とありますね。

B子ちゃんご夫婦の価値基準は、
稼いでいるか、稼いでいないか。
どこに価値をおくかという基準は人それぞれです。

そこに善いも悪いもない。

夫婦2人の時は、それでよかったんです。
ですが、このご夫婦は、いのちを授かり育んでいくという価値が加わったんです。
それなのに、
2人の価値基準は、稼ぐか稼げないか…のままだったんです。

何度も言います。
価値に善い悪いはありません。
ですが、状況が変化したなら価値基準も変化させないと無理が生じます。
ここに気づけるか気づけないか・・・
大きな分岐点かもしれないですね。

おこたんが 伝えたいこと

B子ちゃんへ
「私は、専業主婦であること。
子育てに専念してきたこと。
誇りに思っているよ。

外に出て稼げていなくても、旦那が稼いできてくれる半分は私の稼ぎだと思っているよ。
旦那もそう言ってくれてる。
安心して仕事に専念できるのは、家のこと、子どものことを任せられるからって。

B子ちゃんは、申し訳なく思うことなんて無いと思うよ。
もっと自信と誇りをもって、主婦とママをして欲しい。
あの優しい旦那様なら、きっとそう思ってくれてるはずだよ。
ゆっくりと素直に話合ってみたらいいと思うよ。」
と伝えました。

B子ちゃんの目がキラキラしていました。
目に力が戻ってました。
その後、家族3人楽しそうにお散歩していました。

もう大丈夫です。

人はそれぞれに価値基準をもっています。
そこには善いも悪いもない。
だからこそ、
自分と違った価値基準に対して、
褒めたり、
非難したりする必要は無いのです。

おこたんちの場合です。
山に芝刈りへいくお爺さんのように、会社に仕事をしにいく夫。
川で洗濯するお婆さんのように、家で家事をしながら、
桃太郎という存在の息子たちを育てました。
それぞれの能力に応じた、得意分野で楽しく過ごしてきました。

あなたも他人の価値基準に合わせて苦しくならないで。
あなたの得意な分野で能力に合った楽しい生き方を選んでね。

ではまた、ゴロゴロしに遊びきてくださいね♡

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