お悩み相談された時の聴き方 受容と共感

おこたんちへ ようこそ

あなたは、同僚・ご近所さんやママ友さんなどから
「ねぇ。ちょっと聴いて」
とお悩みや愚痴を聴く機会ってありませんか?

面倒くさいな。
何々、面白そう。
よし! 私が解決してあげよう!

色々な気持ちで聴くお話。
おこたんは、どんな風に対応するのかをご紹介します。

結婚した息子からの申し出

E子さんから聴いたお話です。

E子さんには、息子さんがお一人いらっしゃいました。
E子さんのお住まいから離れた所に、ご結婚され住まわれていたそうです。
たまに、
「息子夫婦が遊びにきてくれるの」
と嬉しそうにお話されていました。
ある時、E子さんが「困ったのよ」とお話を始められました。

以前に息子さんご夫婦から赤ちゃんを授かったと報告がありました。
そして、出産予定日が近づいてきて息子さんから
「うち(E子さんの住む家)で産後は過ごすから、用意しておいて」
と話しがありました。
E子さんは、嬉しかったそうです。
なにせ、一人息子さんです。
お嫁さんのご実家にお世話になるものと思っていたのに、E子さんに世話になることを選んでくれたのですから。
私も
「ご実家よりE子さんといる方がいいなんて、可愛いお嫁さんですね。
E子さんが、素敵なお義母さんなんですね。
うちも息子なんで、そんな事あったら嬉しいな」
と話しをしていたんです。

ばあばの立場で孫のお世話の大変さ

そんな幸せで嬉しさいっぱいのE子さんは、何に困っていたんでしょう。
色々と想像しながら、E子さんに聴いてみると・・・

赤ちゃんのママであるお嫁さんの[赤ちゃんルール]が、めちゃめちゃ厳しい!!

・赤ちゃんのおくるみを使い分ける
⇒ 眠る時用。おむつ替えの時用。お風呂の時用。
E子さんが気にせず、おむつを替えようとして怒鳴られた。

・赤ちゃんに触る時の手順厳守
⇒ 石鹸で肘までしっかり擦り洗いをしたあとに、消毒液で仕上げ。
E子さんがふっと触ろうとしたら怒鳴られた。

・赤ちゃんを抱く時の服装
⇒ 上記消毒のあと、抱っこ用のかっぽう着を着用。
泣いていたので、かっぽう着を着ないまま抱き上げると怒鳴られた。

・赤ちゃんの哺乳瓶の洗い方から煮沸消毒の徹底
これは、実は大切なのです。
私の姉は母に
「私の頃はそんな事しなくても平気だったから、しなくていい」
と言われ、煮沸消毒していない哺乳瓶を使っていたら、赤ちゃんの舌にカビが生えました(ひぃえ~)
小児科で薬を頂き直ぐに治りました。
ご安心を。

・赤ちゃん専用の洗剤での衣類の洗い方
パパの靴下とは一緒に洗いたくないと私も思いました。

ママの立場も ばあばの立場も 善悪は無い

何だか、ママさんの気持ちもよく理解できますよね。
無菌状態の無垢な大切な大切な赤ちゃん。
どれだけ大切にしてもし足りない気持ちになります。
産後は、ガルガル期と呼ばれる時でもありますので、ついつい怒鳴るような言葉を発してしまうのでしょう。
※ガルガル期とはホルモンの影響から、母性本能で子どもを守ろうと気性が荒くなることです。

一方、E子さんは、数十年前に息子さんを立派に育て上げている先輩ですから、E子さん流のノウハウがあります。
まして、ホルモンの影響と言われても、怒鳴られるってつらいですよね。

E子さんは、最初の1週間だけ仕事を休んで、赤ちゃんとママさんのお世話に専念していましたが、いつまでも休んでいる訳にもいかず、仕事をしながらお世話を続けていました。
E子さんご夫婦と息子さんご夫婦の生活を独り支えて、その上で赤ちゃんのお世話をするママさんのお世話をされていました。
夫婦2人の生活から家族が増える生活って、想像以上に大変なんですよ。
大人が増えても大変なのに、赤ちゃんですから・・・E子さんのストレスは大変なものです。
私は出来る自信ありません・・・

そりゃあ、困った状態です。

あなたならE子さんに何をしてあげれますか?

私たちは、色々な困った事が起こってきます。
あなたが、同僚・ご近所さんやママ友などの誰かから、愚痴や悩みを打ち明けられた時は、どのような対応をされますか?
一緒になって、同調してあげたり
お説教をしたり
無視したり

あなたと相手の関係性や相性もあるでしょうが、一番いい対応は
愚痴りたいという気持ち。
悩んでいるという気持ち。
悲しい・やりきれない・つらい・・・という気持ちを受け容れる事が大切なんです。
「悲しかったね」「つらかったんだよね」と共感する。
言葉の奥にある感情を受け容れてもらったと感じると、嬉しいし、落ち着いてくるし、冷静に考えるという思考に変わるんです。
すると
「私はこうしたい。こうしよう。」
という、答えを自ら見つけ出せるんです。
なので、ひたすら感情を受け容れ、共感するだけでいいのです。

悩む方の気持ち、感情をまるごと受け容れる。
そして、同情ではなく、共感する。

そうです!! 私たちは悩みます。
ぐだぐだ考え過ぎます(私だけ?!)。
その答えは自分の中にちゃんとあるんです。

なので、愚痴られたり、悩みを相談されたとしても、あなたが一生懸命に相手の方の答えを探してあげる必要は無いのです!!

「一生懸命に考えてあげたのに、あの人は私の言うことを訊かない。なんなのよー。」
なんて事ありませんでしたか?
誰かの事を一生懸命に考える時間は、非常にもったいないですよね。
その時間を自分を考える時間に使いましょう!!

その後、E子さんは、
「もう赤ちゃんを抱くとかするのやめたの。なんか・・・もういいや」
と話していらっしゃいました。
「息子はもう私の息子じゃなくなっていた」とも・・・。
ちょっぴり切なくなる感想を漏らされていました。
結局、3週間ほどの滞在で戻っていかれたようです。
E子さんは、
「やっぱり夫と2人でいるのが一番いいわ」
と話され、ご夫婦で仲良く旅行へ行かれてました。
ご自分で答えを見つけ、癒す方法もご存じだったという事ですね。

子どもの成長に合わせて、親も成長しよう

息子よ!もっと母に感謝して大切にしてよ!
とも言いたくなりますが、
息子は父親と母親からもらった愛情をいっぱい持って、護られている存在から成長して、愛すべき護るべき者がいる存在になっていたんですね。
私の息子たちも同じです。
息子たちは、私たちが親として庇護していたあの頃の息子ではなくなっているんですね。
もうずっとずっと成長している存在なんです。

あなたは、子ども達の成長に合わせて、成長できていますか?

幼稚園に通う我が子を赤ちゃんのままと思い込んで接していませんか?
小学校に通う我が子を幼稚園児のままに扱っていませんか?
中学校に通う我が子を小学生のままに子ども扱いしていませんか?
高校に通う我が子を尊重できていますか?
大学や社会人になった我が子を尊敬できていますか?

E子さんから、たくさんの気づきをいただいたお話でした。
あなたにも何かしらの気づきがあると いいな♡

ではまた、ゴロゴロしに遊びきてくださいね♡

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