思春期の子育てに失敗?! 子どもの心に気づくまで

 おこたんちへ ようこそ

あなたは、保健室と聞いてどんな事を思いますか?

私は、小学生の頃、休み時間になると校庭を走り回っていました。
はい。おてんばさんです笑
膝小僧はかさぶただらけ笑
そんな時にお世話になったのが、保健室でした。
赤チンを塗ってもらってばかりで・・・笑

中学・高校と保健室にお世話になる事は、ほぼ無いままでした。
校舎のどこにあって、どんな先生がいらしたかも記憶にありません汗

そんな保健室を身近に感じたのは、長男がきっかけでした。

たった13歳で寮生活が始まる

私には息子が2人います。
長男は26歳。
次男は22歳。
今はそれぞれに社会人となり、独立しています。

この2人は、中学から寮のある学校へお世話になりました。中学1年生。
13歳になる歳に親元を離れて寮生活をスタートさせました。
ちょうどハリーポッターが流行っている頃です(笑)あこがれちゃったんですね。
私の「こころ」は、ハリーポッターの世界に住む楽しそうな長男を想像してウキウキ♡
そして半分は寂しさでした。
そうなんです。たった13歳でひとり、初めての環境で初めての人間関係の中で、生きていく長男の「こころ」を慮ることが全くできていなかったのが、私の「こころ」だったんです。

その日まで、私が何もかも手をかけていた長男が、いきなり自分の身の回りのことが出来るはずもありません。
朝は時間通り起きて、朝礼に出る。出来ません。
自分のお布団は片付けて、掃除をして登校する。出来ません。
洗濯物は、自分で洗濯機を回して、自分で干して、自分で取り入れて、自分でたたんで、自分で仕舞う。出来ません。
学校の課題をする。出来ません。
日記を書いて先生とやり取りする。出来ません。
本当に毎日毎日が長男にとって、出来ないことの連続だったんです。「こころ」は、パニックのひと言です。

子どもの心 母知らず

その頃の私の「こころ」は、
「親代わりで面倒をみてくださる先生のお邪魔をしちゃいけない。
会いたいのも我慢。
電話するのも我慢。
これが長男のためだ!!」
と冗談抜きに思っていたんです。
長男の「こころ」なんて、全く想像さえしていません。
ほんのちょっと想像するだけで、全く違ったのに・・・
それどころか、先生の立場を考えられる素敵な私♡くらい思っていました。
アホなおこたん泣

おこたん遂にアホを自覚

入学から半年後、学校で保護者会があり、長男に会いに行きました。

目の前をトボトボ歩く子がいます。間違いなく一番会いたかった長男です。
ハリーポッターの世界を想像していた私は、愕然としました。
たった一人で下を向いて、肩を落として歩いている泣きそうな顔をした長男。
見るからに長男の「こころ」はズタズタだと理解できました。
私の「こころ」は、「やってしまった!!!!!」今までの「こころ」が間違っていたことを悟りました。

先生から
「時間を守れない。
課題提出しない。
日記も出さない。
寮生活では、洗濯物を洗濯機へ入れて回しても、取り出して干さないので、洗濯機が1台カビでダメになりました。
つい先日は、布団を片付けて登校しないといけないのに、片付けないから、同じ部屋の子がベランダに投げ捨てて、片付けしたことにして登校してしまったんです。
昼間に猫がお昼寝に使ったみたいで、臭いんですよね。
みんなに臭い臭いって言われてます。
あと…この日記のこのページに書いて消した跡がありました。」

この消したあと…『死にたい』と書いてありました。

私の能天気な自分のことだけの「こころ」は、自分の命と引き換えにできるほど大切な大切な長男の「こころ」を傷つけて、死にたいと思わせていました。
『家に帰りたい』じゃなくて、『死にたい』です。
長男にとっては、私は頼りになる存在でもなく、甘えていい存在でもなく、守ってくれる存在でもなかったという事です。
この時の長男には母親はいなかった。という事です。
そんな重大な事を全く気付かず、ヘラヘラ浮かれていたんです。
泣いて済む話では無いけど、涙が止まりませんでした。
長男への申し訳なさと、自分のアホさ加減に、感情が制御できなくなりました。

心からの謝罪と反省

この後、長男と長男の荷物を全部持ち帰りました。辞めて地元の学校へ行かせてもいい!!と思っていました。

持ち帰った荷物を整理をしていると、私の「こころ」は、悲しくて悔しくて涙があふれてきます。
でも一番、悲しくて悔しくて辛かったのは長男の「こころ」です。そこに気づくと可哀想で可哀想で。そして、申し訳なくって・・・
やっぱり涙があふれてきます。

「大変やったな…」
「う、うん」
「ごめんな」
「えっ」
「あんたは悪くないねんで。全部ママが悪かってん。
あんたが何にも出来ないのわかってんのに、そのまま行かせたママが悪いねん。」
「う、ん・・・」

私は「こころ」から謝りました。
その日まで、母親なんだから! と自分の立ち位置を子どもの上に置いていたと思います。
ですが、この瞬間から、子どもたちと私の立ち位置は全く同じになりました。
至らない私を母親でいさせてくれた長男は、本当の所、私より人格・霊格が高いのだと思っています。
次男にも同じ感覚があります。
私は、こうして息子たちに導かれ人として今でも成長させてもらっています。

長男の「こころ」が受け入れてくれたかはわかりません。ですが、長男は、再び寮生活のある学校へ戻っていきました。

心の保健室

この長男にずっと向き合ってくださったのが、保健室の先生でした。
トータル6年間、長男の身体と「こころ」に向き合って、受け入れ、励まし、癒してくださいました。
親が出来ない事を代わりにしてくださったのです。
保健室の先生にだからこそ、甘えたりたり、愚痴ったり出来たのだと思います。

親でないから、身内でないからこそ出来る事があるのでは?!
あなたの居場所ではない所だからこそ、自由にありのままに感じられる事があるのでは?!
だから、ここは、<おこたんち>は、
あなたの <心の保健室> でありたい。

私の「こころ」を通して、あなたの「こころ」が

よっしゃー!頑張ろう!!
何か すっきりした!!
あー癒された!!

なんて感じていただける <心の保健室> でありたい♡

ではまた、ゴロゴロしに遊びに来てください♡

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