おこたんちへ ようこそ
6月は、おこたんが結婚した月です。
28年が経ちました。
気づけば銀婚式は、過ぎてしまってました笑
今思い返しても、
おこたんは何を頑張っていたんだろう?
と思います。
全く違う2人の住む世界は、結婚した瞬間に同じ世界になる訳がない!!
こんな事にも気づかず新婚生活をスタートしてしまった…
アホなおこたんのお話。
私は専業主婦として家に入りました。
夫から毎月一桁万円のお金を預かり、日々遣り繰りに苦心していました。
電気・ガス・水道・電話・新聞代からシャンプーリンスの生活消耗品・当然食費です。
夫は朝からしっかり食事を摂る人でした。
夜は夜で、めちゃくちゃよく食べていました。
大皿料理を出し、フライパンを片付けて「さあ。私も食べよう」とテーブルにつくと・・・空っぽ笑
デザートという名のスイーツも絶対でした。
夫は日に日にぷくぷく笑
私は日に日に痩せていきました。
それでもこの預かっているお金の中で遣り繰りしてこそ、良い嫁だ!!
私が食べる事を我慢してでも、夫を満たしてあげる事が良い嫁だ!!
これこそが美徳!!
今にして思えばアホな思い込みをしていたなーと思います。
ですが、この時は真面目にそう思い込んでいたんです。
こんな自己犠牲に浸っている私は幸せではありません。
いつもいつも
「苦しい。我慢することが苦しい。なんで私ばかり苦しいの?」
と不平不満の中で暮らしていました。
そんな中、事件は起こりました。
結婚生活11か月目に、私の誕生日がやってきました。
夫は普通に仕事に出ました。
そんな昼頃に贈り物が届きました。
そう!夫から私への誕生日のプレゼント!!
何が届いたと思いますか?
あなたならおこたんに何をプレゼントしてくださいますか?
あなたがおこたんなら何が欲しかったですか?
夫は大きな大きな花束をプレゼントしてくれたのです。
もう一度言わせてください。
私は毎月、〇0,000円で生活をしていました。
ガリガリに痩せてまで、
自分が食べる事を我慢して生活してきたんです。
そこに間違いなく10,000円以上する花束です。
もう、泣けました。
ただ泣けました。
夫は、私の喜んでいる姿を想像して帰ってきたんでしょうね。
私の不機嫌そうな顔を見て、一変に不機嫌になっていました。
夫「なんやねん。何が気に入らんねん。」
お「お誕生日やから、贈ってくれたん?」
夫「そうや。花好きやろ。」
お「そうや。お花好きや。
でも、これは嬉しくない」
夫「なんでやねん。喜ぶと思ったのに」
お「これいくらしたん?」
夫「え? いくらでもええやろ。
ちゃんとした花束になってるやん。ええやんこれで。」
お「そうや。めっちゃええ花束やねん。
良すぎるねん。」
夫「ほんなら、ええやん。」
お「なぁ。
毎月いくら生活費預かってるか覚えてる?」
夫「わかってるわ。なんやねん」
お「毎日、毎日、必死で遣り繰りして、欲しい物も食べたい物も我慢してるんやで。
こんな立派過ぎるお花もらっても嬉しくない。
小さなお花もらった方がよっぽど嬉しかった」
私は結婚して初めて、自分の思っている事を夫に話ました。
生活が大変だ。
私自身のおやつ1つ買えない。
お友達とランチなんて、あり得ない。
私ばかりが何で我慢ばかりしなければならないのか?
夫からしたら、全てが寝耳に水だったようです。
何も言わずに快適な生活を用意してくれているし、
ご飯もちゃんと用意してくれるし、大好きなスイーツもある。
自分は結婚して幸せだ。
だから、おこたんも間違いなく幸せなのだ。
疑う余地なし。
大好きなおこたんの誕生日がやってくる。
歳の数の真っ赤なバラは用意できないけど、それに近い豪華な花束をプレゼントしよう!!
ただおこたんの喜ぶ顔が見たかった。
これが夫の意見。
私も驚きました。
本当に意地悪していた訳でなく、生活の遣り繰りを私が必死にしていた事に全く気付いていない!!
お金足りないなら、言ってくれれば良かったのに。
どんなに要るかわからなかったから、取り敢えず渡しただけなのに。
ランチ行きたかったら、行けばいいやん。
楽しんでくればいいやん。
大きな花束も素直に喜ぶと思ったから。
お花好きやん。
なんて、単純な発想!!
という思い込み
そうだ。
私が夫と結婚したのは、この単純発想が好きだったんだ!!
私は、育ってきた過程で我慢することが当たり前になっていました。
家族の中に困っている人、手伝いを必要とする人を見つけて、オモイを察して行動することを強いられていました。
父や母の機嫌を損ねないように、いつも察して動く事が当たり前になっていましました。
そうしないと家族の中に私の存在価値が無いような気になっていたから。
夫は知り合ってから、ずっと変わらず単純で純粋でわかりやすい。
必死になって夫の心を察すことをしなくても、言葉と態度がそのままなので、とても楽で有難い。
そんな夫に私は、
「察して。気づいて。私を見て。」
とアピールすることに必死で、気づいてくれない夫を悪い人に作り上げていました。
親に対して頑張ってるアピールをしていた私
「ねっ。だから私、ここにいてもいい子だよね。
私はこの家にとって必要な子だよね」
と同じままの私が、夫に対して
「ねっ。私こんなに良い子に頑張ってるでしょ。
私、あなたにとって必要な子だよね」
と必死でアピールしていたんです。
親から期待されていた事は、本当の私がしたい事では無かったんです。
ひたすら我慢して我慢して我慢して・・・
だから、夫から期待されている事は、親から期待されている事だと勝手に思い込んでいたんです。
だから、ひたすら我慢して我慢して我慢して・・・
夫は私に我慢なんてしてもらいたくなかったんです。
私は自由だったんですね。
いつまでも気づかずに、不平不満で自己憐憫のおこたんでいるのも
夫のように単純に思ったことをするおこたんでいるのも、全ては私が選べばいいんです。
私が生まれてきた事も私の意志
私がどのような人生を歩むかも私の意志
私の意志の中に、親な夫や誰かが何を言ってきたとしてもそれを受け止めるも受け止めないかも私の意志
思い込みでせっかくの花束を台無しにしてしまったおこたんなのでした。
あなたにも 想像もしなかった思い込みがあって、
知らない間にあなたを苦しめているかもしれません。
あなたが苦しみを感じていることがあるとするなら、あなたの意志で自由に選んで行動をしてみて欲しい・・・
苦しみの中に居続けるのか、抜け出すという選択の自由があることを思い出して♡
ではまた、ゴロゴロしに遊びきてくださいね♡