おこたんちへ ようこそ
70代男性Hさんが
モヤモヤするから愚痴を聞いてくれ
と 遊びにきてくれました。
ひょっとしたら、あなたのお父様くらいかしら?
お父様の年齢になってもお悩みはあるものなんですよ。
機会があったら
是非とも親子の会話を意識してみて♡
Hさんは、本当にお仕事を頑張って
日本の高度成長を支えてくださったお一人です。
なので
、お仕事に関しては、
もう何らお悩みは有りません。
あるのは家族のこと。
愛する娘さんのことだけでした。
娘さんは30代。
ご結婚されお幸せに過ごされているご様子でした。
なのに心配・・・
Hさんは、
色々な勉強会に参加しては、
ご自身の心の修養をなさってこられたそうです。
自己中心の心ではなく、
周りの人と調和を図っていく心こそ大切だ。
その結果として、自分も幸せ。
家族も幸せ。
子々孫々幸せ。
と学んできている。
なのに!!
娘には子どもが授からない。
娘がかわいそうで仕方がない。
という事でした。
親って有難いですね。
おこたん自身も
結婚して2年目に子どもを授かった時、
実家の両親は大喜びで
大きな祝い鯛を持ってきてくれました笑
その時はじめて、
授からない事を心配してくれていたんだ
と気づきました。
正直、そこまで喜ぶことか?
くらい感じていたんですけどね・・・
若いうちは気づかなかった。
でも、どうなんでしょうね?
Hさん、自分で自分を追い込んでいるように思いませんか?
ご自身の心の修養をなさるのは当然自由です。
その修養の結果を期待して、
その通りになる事だけが幸せだ
と思い込んでいらっしゃるように感じました。
あなたならどう感じますか?
信頼する人から教えてもらった事だから、間違いない。
言われたように生きてきたんだから、
そうならなければならない。
そんな風に、
自分で自分を型にはめ込んで考えて、
その通りにならない事に
不平不満が沸き上がってきているようです。
お「娘さんとお話されました?」
H「かわいそうでとても出来ない」
お「何で? かわいそうなんですか?」
H「不妊治療をしているらしい」
お「そうなんですか。
お子さんを授かりたいと思われているんですね」
H「そりゃ、そうだろ」
お「そうなんですか」
H「結婚したら、子どもは授かるもんだ」
お「そうなんですね」
H「なのに・・・
どうして、私の娘は授からない」
お「・・・」
H「勉強会で言われた通りにしてきたのに・・・」
お「・・・」
H「子孫繁栄していくことが、
幸せだと言われてきて・・・
そうなると思っていたのに・・・。
その勉強会に行くと教えられた通りにならない自分が責めらめている気が・・・」
お「責められていると感じているんですね。
実際に責められたことはありますか?」
H「そんなの!
誰も言うわけない!! でも・・・」
お「でも?」
H「周りの人から孫が生まれた。
孫はかわいい。
なんて話を聞くことがつらい・・・」
お「聞きたくないと」
H「勉強会でも、
孫が生まれ、
子孫繁栄することが幸せって聞くたびに、つらくなる。」
お「Hさんがお辛いんですね」
H「そう・・・」
Hさんとお話をしていく中で、
[娘がかわいそう]から
[自身がつらい]に変わっていきました。
人は感情を表現する時
氷山の一角を話していることが多いですが、
実はそのずっとずっと奥・氷山本体に本当の感情が隠れていることがあります。
おこたんちでは、食事のあとに夫が食器をシンクに運んでくれます。
素直に
「ありがとう」
となります。
夫は自分が使ったコップを洗いだします。
私は
「あっ。置いといてくれたら、私が洗うから」
と気を遣って言います。
夫は
「わかった」
とそのコップだけ洗って終わります。
私はムスッとして洗い出します。
夫は「なんやねん」となります。
私は
私が洗うから
と気を遣って言ってるだけで、本心は
自分のコップだけ洗うって…
どうせなら、全部洗ってくれればいいのに
夫からしたら、
素直に額面通り私の言葉を受け取って、
私に言われた通りにしてくれているのに、なぜ?
ムスッとしているのか理解できない。
私は「気が利かない夫」と決めつけて不満に思う。
こんな事って、あなたにはありませんか?
私が面倒くさい性格しているのかな?
私の氷山の一角の気持ちは、
洗い物をしてくれない夫に
不満をもっていますが、
その下にある氷山本体の気持ちは違うんです。
私はこんなにもあなたに対して気を遣っているのに!!
なのにあなたは私の心をくんでくれないの?!
もっと私の心の声に気づいてよ!!
という感情があるんです。
この感情がなぜ起きるのか?
と自問してみる。
すると、なぜ?
私は夫に気を遣うの?
と気付きます。
夫は1日働いて疲れて帰ってきている。
私は専業主婦。
私の仕事。
私がするべき。
と思っている事に行きつきます。
夫にそうするように強制されたっけ?
と自問してみる。
全くそんな事言われたことはない。
むしろ、手伝って欲しい時は言えば何でも喜んでしてくれるはず。
何だ!! 私が勝手に専業主婦は、かくあるべき!
と決めつけて、
その中で1人不平不満に浸っていたんだ!!
夫は何も悪くないし、気の毒だ~
と自分の感情の内にある感情に向き合っていくと案外、するっとモヤモヤが晴れていくんですね。
Hさんとおこたんがおしゃべりをしている中で、Hさんはご自分のモヤモヤの原因は
[娘がかわいそう]ではなく
[自身がつらい]思いをしていることなんだと気付かれました。
Hさんご自身が [つらい]思いをする勉強会に
行く・行かない。
孫の話をする人と
付き合う・付き合わない。
これは、Hさんが自由に選んでいくことですね。
そして、
大丈夫だよという安心感と信頼をあげること。
何よりも幸せを祈ること。
ポジティブな気持ちとメッセージを伝えること。
親がしてあげれることを2人で確認し合いました。
あなたも是非、ご自身の心の氷山の一角で悩んでいないか?
この心の奥にある感情はなんなんだ?
と深堀りしてみてくださいね。
思いもしない自分発見が待っているかもしれませんね!
ではまた、ゴロゴロしに遊びきてくださいね♡