乳児期の子育て、悩む原因って情報の見過ぎ?!

おこたんちへ　ようこそ

ご近所のA子ちゃんとのお話を。
A子ちゃんは、アラサーの可愛いママさん。
もう直ぐ3歳になる娘ちゃんの子育てに奮闘中です。

はじめての育児に奮闘中

はじめて会話を交わしたのは、ちょうど娘ちゃんが6か月になった頃。
いつもおんぶ紐で、前抱っこしているママでした。
眉間にしわを寄せて、肩がグッと前に入り、なんとも苦しそうな姿勢とお顔をしていました。
もう、ほっておけない存在です。

偶然会うたびに話かけるようにしました。
話掛けるとニコニコお顔をしてくれる可愛いママさん。
ますます、ほっておけない!

気になることが、もう1つ。
抱っこされている娘ちゃんが、あまりにも大人しく、周りを見回すなどの動きが少ない。
私は男の子しか育ててないから、女の子の大人しさが驚きでもあったのです。

私は、会うたびに抱っこさせてもらっていました。
もう赤ちゃんという存在が癒しの存在で、大好きだから♡
小さくて柔らかくて、独特のミルクの匂いがしますよね。
それと・・・おしゃべりしている間だけでも、A子ちゃんの肩が休まるから。

A子ちゃんから色々な話を聴かせてもらえるようになりました。

「健診にいくと保健師さんから、

成長が成長曲線の一番下にも入っていない。月齢に合わせてできることが遅い。このまま様子を見ていきましょう

と言われていて心配している。」

そりゃあ、そんな事言われたら誰だって心配になります。
「あれは、あくまでも目安だからね。この子がこの子のペースで成長できてたら問題ないよ。」
というと
A「色んな本やネットで調べても良くない事しか書いてないから不安だったんです。」
お「お母さん(この場合A子ちゃんのお母さん:看護師さん)も心配ないって言ってない?」
A「はい。心配ないって言ってます。けど…ネットとか見てたら、やっぱりうちの子・・・」
お「なんで、顔も見たこと無いような人の言葉を信じて、お母さんの言葉を信じないの?」
A「えっ。なんででしょう?」
お「なんでだろうね。」

子育ては経験者の知恵が必要な時もある

A子ちゃんの事は、付き合うほどに理解できていました。
お勉強がよく出来て、お仕事もバリバリこなしてきたんだろうと想像できました。
とにかくマニュアルを隅から隅まで読みこなし、その通りに行動することが出来るしっかり者です。
専業主婦の今は、町内会の会則を読み込んでいました。
いつも真面目に取り組むべき!と頑張るA子ちゃんでした。

ある時、
私は娘ちゃんを抱っこさせてもらいながら、
娘ちゃんに対して、ずっと話掛けていました。

車が通ると

ブッブー!って車が通ったね。
赤色の大きい車だね。
ブッブー!バイバーイ!!

カラスが飛んでいると

カーカー!ってカラスが飛んでるね。
黒い鳥さん、カラスさん。
カーカー!って言ってるね。
カラスさんバイバーイ!!

風が吹くと

ヒュー!って風が吹いてるね。
お顔に当たると気持ちいいね。
ヒュー!って風さんは、どこにいくのかな。

なんて、実況中継をしながら話かけていました。

娘ちゃんは、キョロキョロしたり、
身を乗り出してみたり、
手を出してみたりと反応してくれるんです。

A子ちゃんは不思議そうに
「そんな風に抱っこするんですね。
こんなに嬉しそうにするんですね。
どこにも書いてなかったし、誰も教えてくなかったから・・・」
と言いながら、泣き出しました。

私は、左手には娘ちゃんを抱え、
右手でA子ちゃんの肩を抱いて
「そっか。そっか。」
と、落ち着くのを待ちました。

A子ちゃんは
「これから私も、こうやって話掛けます。
こんなに嬉しそうなら頑張ります。」
と宣言してくれました。